○ 「椎間板ヘルニア」という診断を病院で受けた方へ。
本当にヘルニアか?
MRIは撮影しましたか?
椎間板ヘルニアの診断を病院で受け、「お先真っ暗だ」と谷底に転げ落ちている人が沢山います。
でも、ちょっと待ってください。先に確認をしてもらいたいことがあります。
その診断はMRI画像によって導かれましたか?
ここ数年、どうもレントゲン画像によって「椎間板ヘルニア」と診断をされるケースが増えているようです。
診断技術がドンドン上がって、椎間板ヘルニアをレントゲン画像から導けるようになってきたのかもしれません。でも、やっぱり我々患者は可能な限り正確な情報からヘルニアを判断したいものです。
ですので、レントゲンによって椎間板ヘルニアを診断され、落ち込んでいるヘルニアン候補の方は
とにもかくにも、MRI画像診断で確認しましょう。
仮にヘルニアであれば、はっきりとMRI画像で確認できるはずです。
この画像のように、誰がどう見てもヘルニアが起こっているという事実を見てから、改めて自分がヘルニアンになったと自覚するべきです。
レントゲン画像は骨を写します。このMRI画像のように椎間板などの軟部組織を写してくれるものではありません。
ですので、診断の際には恐らくこう言われているはずです。
「背骨の骨と骨の間が狭くなっているね」
そこから椎間板が恐らくつぶれて、ヘルニアとなって押し出されているのだろうと判断をされたのだと思います。
確かに論理的ですが、確実性ではMRIには及びません。
ヘルニアがある、無いはヘルニアンにとっては一大事です。気持ちのゆとりが全然違います。
なので、確かな情報を元に、自分の身体を判断する為にもレントゲンではなくMRI検査によるヘルニアの確認を強くお勧めします。
なお、MRIは少し大きめの総合病院にありますので一度問い合わせてみてください。
MRI画像の撮影は5,000円もあればお釣りが結構来ると思います。
ただし、初回の診察でMRI撮影という流れはまずありません。
- 1回目:問診や各種診察・検査にレントゲン撮影で終わり。
- 2回目:MRI撮影。診断
- 3回目:リハビリ本格開始 or 手術打ち合わせ
大体がこのような流れになります。
ですので、MRI撮影の為に病院を変えられる場合は、初診を含めて10,000円程度の費用がかかります。
正確な情報の為ならとても安い金額ですから迷わずGO!
| MRI画像診断について | |
|---|---|
| MRIの特徴 | 椎間板などの軟部組織を写すので明確に状況が把握できる。 |
| 設置場所 | 総合病院や脊椎専門の整形外科 |
| 費用 | MRI画像の撮影は2回目の診察になる事が殆どなので、 合計10,000円くらいは必要。 |
○ ヘルニアンだとわかっても先は長い。
レントゲンによる診断、MRIによる診断によって「ヘルニアン」とわかった皆さんへ。
ようやく「スタートライン」です。
とりあえずここまででわかったのは「ヘルニアが存在している」という事実。
でも、実はここにも落とし穴が潜んでいます。
それは最近になってアメリカなど欧米から輸入された研究結果なのですが・・・・
「ヘルニア≠痺れ」
こんなデータがドンドン上陸しています。
日本にこの概念を持ち込んだのはTMSジャパンという団体を率いる長谷川先生。
「読む薬」と評された、ヘルニア神話を打ち崩すデータ本を多数発刊されています。
また、それと同時にEBM(エビデンス・ベースド・マネジメント)という概念も持ち込まれており、早い話が
「確かなデータを元にして治療法を模索しましょう」
「ヘルニアがあっても痺れない人って沢山いるよ!」
「ってことは、ヘルニアって必ず痺れるものちゃうんやで!」
「そんなんより怒りとかストレスから来る痛みの方が厄介やねんで!」
というものです。
詳しくは書籍を紹介しますので、そちらを読んで見てください。
ここで新米ヘルニアンの皆さんに伝えたい事は唯一つ。
ヘルニアが必ずしも「痛み」「痺れ」を引き起こす原因ではない
という事です。
では、一体何を我々ヘルニアンは追いかけるべきなのか。
それは次の項目でお伝えします。
新米ヘルニアンよ!
ヘルニアに捉われるな!
真の相手は別におる!
○ ヘルニア患者が追いかけるべき「真の対象」とは「原因」である。
「痺れ」の根本原因をとことん追いかけろ!
自分はMRI診断の結果、間違いなくヘルニアンである。
だから、ヘルニアを治そう。
こういった論理の展開を見せるのが一般的です。誰だってそうです。
管理人もそうでした。
だって、「痺れ」や「痛み」が出てきて、調べてみたら本来あるはずのないヘルニアがそこにはあったのですから。
「あ、原因は間違いなくヘルニアだ」
と普通はなります。
でも、落ち着いて色んな情報を探してみてください。色んな「?」と思う情報に出会うはずです。
- 「ヘルニアを手術で取ったのに、痺れが全然残っている」
- 「手術をせずに整体に行ったら痛みも痺れも取れた」
- 「安静にしてたらいつのまにか「痺れ」や「痛み」が何処かに行っていた」
- 「病院で変わった牽引機で牽引されていたら痺れが治った」
- 「痛み止め飲んでるのに、全く痺れも痛みも取れない」
そう、人によって余りに結果が一致しないという事実です。
ヘルニアってそんなに個人差があるものなの?
そう聞きたくなるくらいに一人一人で結果が違います。いずれも同じ部位に起こったヘルニアにも関わらず。
それはどうしてなのか??
実は、こういうことなんですね。
「痺れ」の原因がヘルニアの場合もあり、そうでないケースもあるから。
そうなんです。これなんです。
手術でヘルニアを摘出したら見事に、痛みも痺れもなくなったAさん。
これはヘルニアによる神経圧迫が根本原因だったケースです。
一方で、手術をしてヘルニアを摘出しても痺れが殆ど取れなかったBさん。
これは「痺れ」という症状とヘルニアが結びついていなかったというケースです。
ヘルニアじゃないけど、確かにある「痺れ」や「痛み」。それは何?
- 馬尾神経症候群?
- 梨状筋症候群?
- 腰椎すべり症による坐骨神経痛?
- 慢性腰痛による筋肉過緊張、神経圧迫?
可能性だけなら「ヘルニア以外」にも沢山あります。
つまり、ヘルニアは可能性の一つに過ぎないと言う事です。
わかりますか?ヘルニアンの落ちる大きな落とし穴は、
ヘルニアが見つかった時点で、ヘルニアしか見えなくなる。
これは日本中のヘルニアンが真っ先に落ちて、落ちた事にすら気付かない落とし穴です。
ヘルニアはあくまで可能性の一つに過ぎない。
それなのに、ヘルニアがあったら「あ、これが原因ですね!」となってしまうのです。
だから、ヘルニア患者の治療結果には余りに大きな落差が生まれてくるのです。
根本原因が異なるのだから。
もう一度言いますね。
- 馬尾神経症候群?
- 梨状筋症候群?
- 腰椎すべり症による坐骨神経痛?
- 慢性腰痛による筋肉過緊張、神経圧迫?
ヘルニア以外にも、痛みや痺れを引き起こす原因はこれだけあります。
つまりは、こういうことです。
1.ヘルニアンではない、「痺れ」「痛み」に悩む人の根本原因の可能性
- 馬尾神経症候群?
- 梨状筋症候群?
- 腰椎すべり症による坐骨神経痛?
- 慢性腰痛による筋肉過緊張、神経圧迫?
2.ヘルニアンで「痺れ」「痛み」に悩む人の根本原因の可能性
- 馬尾神経症候群?
- 梨状筋症候群?
- 腰椎すべり症による坐骨神経痛?
- 慢性腰痛による筋肉過緊張、神経圧迫?
- 椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアはあくまで「可能性の一つにしか過ぎない」。それが事実です。
ヘルニアンではあるものの、特に悪戯をしないヘルニアの可能性もありますから、身体に負担をかけずに検証のできる「他の可能性」から検証を進めていくべきです。
椎間板ヘルニアと診断をされたヘルニアン諸君。
ヘルニアという診断に潰されず、しっかりとヘルニアの存在を確認して下さい。
そして、次にはヘルニアを含めた「根本原因」の可能性をリストアップし、一つ一つを先生と一緒に検証していって下さい。
「痺れ」や「痛み」を引き起こしているのがヘルニア以外の何かであれば、それに最適な方法を選択すべきです。
「椎間板ヘルニア」という診断名に惑わされないように強くあれ!
全国のヘルニアン諸君!
真に向き合うべきは
「痺れ」と「痛み」を起こす
「根本原因」にあり!






